pooh3's memo

Android周りを中心に。軽めに、いい加減さ50%程度で

32歳のAndroidプログラマが転職をしようとしている理由

会社に転職の意向を伝えて1ヶ月くらいになりました。
今は転職エージェントを通じて転職先に何個かアクションいれて反応待ち
といった状況です。

題名にもありますが、今自分が抱えている問題を紐解きながら
どう思って転職活動を始めているのかを綴っていきたいと思います。



理由1 これから子供を育んでいく環境を作るため

今年2014年9月に結婚をしたのですが、嫁も僕もまだ若いと言われそうですが、
実際そう若くはありません。
できれば早い段階で子供が欲しいですし、その他の収入という保険が
欲しいと言うのが本音の一部です。
そこまで低いわけではないのですが、32歳、既婚で、IT業界歴4年、Androidアプリ技術者歴2年、東京で働いていて350万とどかない年収というのは、これから子供が作りたいと言っている家庭において、現実的な年収じゃありません。
妻は年上で、子供が産める年齢というリアルなリミットがある以上、あまり悠長に構えていられないのが現実です。

理由2 エンジニアとしての数少ないチャンス

32歳にもかかわらず業界経験というか経験年数がそう多くないといった状況で
IT業界では35歳プログラマ定年とかいう建前だけでは語れない闇の部分もありますし
充分な経験を経て転職と言うにはあまり時間が残されていないのに、こちらも悠長に構えていられないが本音です。
今の会社の人には「まだAndroidアプリ開発専門のチームはないが(※今うちの会社でAndroid専門は自分だけ)ゆくゆくはリーダーや課長として」といい話をして頂いておりますがSIerという業界ではそういう口約束をそのまま信じてしまうのは命取りです。
顧客あってのSIer。今うちの会社が抱えている顧客がAndroidタブレットでシステムをといった
局所的な要望を常に出すはずもありませんし、一時的かもしれませんが市場のAndroidタブレット案件が縮小傾向にある現在での自分の会社での存在意義は、Androidアプリ開発の知識がある1〜2名程度の補充が欲しい現場に今の自分の立ち位置がうってつけという程度でしかないのが現状で技術やスキルを正当に評価していただくという点では顧客に左右されやすく、非常に不安定と断言せざるを得ません。

SIer全般に言えますがAndroidアプリ開発に実績があまりない会社が、これからAndroidアプリ開発に力を出してと言っても、よほどの顧客からの信頼か、相当安く請け負うくらいの覚悟がないと難しいですし、昔PDAで実現していた業務様のアプリのようなものをWebアプリ化したものにバーコード読み取りや、画像保存機能といったよう毛の生えた程度のもの済むのであれば
Android開発ちょっとやったことあるJava開発歴3〜5年くらいの人の方を充てる方がコスト面からも現実的です。

自分のスキルは高いとは言いませんが、AndroidのNativeな部分を生業としている自分が
Androidアプリ開発を専門にしていないSIerにとってミスマッチが起きる可能性が高く
であればもっと自分の真価が試せるところで挑戦したいと思うのは自然のことなのです。

理由3 過去の空白を相当な経験で埋めたい

これは僕のようなエンジニアさんがどれだけいるのかわかりませんが、就職氷河期とそれを超えたと思ったらすぐに
リーマン・ショックで憂き目にあった人たち野中で拭い去りたくても拭い去れない空白ができてしまった現状を抱える僕のような人たちは時折この問題に悩まされることでしょう。
僕はそれに加え3年のロス(詳細はごくプライベートで微妙な事なので省く)があるのでなおのこと必死というか貪欲です。
そこでやはりAndroidアプリの開発実績がチームや組織の一部として蓄えられている会社
優秀なエンジニアの方々がおられる現場で一緒に仕事をして、その方たちの姿を自分の足りないところを自分で補うための定規にして、今自分が抱える頭打ちに近い状況と、閉塞感の中にあっての不安、恐怖を克服したいのです。

理由4 Androidが好き

Android携帯が好きというと語弊があります。Androidアプリの開発が好きです。
ということで?携帯のメイン機種はiPhone5sなのですが…
しかし最近、というかAndroid5.0になってようやくiPhone5sと同等かそれ以上に評価されるべき時が来たと思っています。
機会があればiPhoneユーザの方でもAndroid5.0のNexus5やNexus6に触っていただきたいと思いますし、そこまで使い込んで無いのですがホーム画面に同化して勝手に自宅を判定したり、遠出をすると帰宅までの時間や経路を表示したりしてくれるGoogleNowが好きです。
動きも非常にヌルヌル、糸を引くような動きができるようになっていて、もうこれは一線を超えたな
という感じがして、さわっていて楽しさを覚えるようなOSにいつのまにか仕上がってきたのは正直驚きでした。
そういうわけで、Androidが非常に面白い端末になってきたのでモチベーションが上がってきてはいます。
技術進歩の中でGoogleにロックインされ続けるのは危機管理としてアレなのですが
これから起きるJavaという言語だけでは超えられなくなってくる、複雑さと生産性の両立がアプリ開発に要求される状態にあっても、
GroovyやScalaといったJVM上で動作させることができる言語がAndroidアプリ開発にもある程度有効であること
GitHubに上がっている様なJavaで作られた大量の利用料不要の資産が多くの場合そのまま利用可能であること
そしてGoogleにつきつけられている「Android開発での新しい言語」といった要求に対する答えがなんであれ、それが楽しみであること
そしてそれらを追求していくことがそのまま開発につなげることができるような現場で戦いたいのです。

まとめ?

以上に自分の転職を考える理由をまとめてみたのですが
一言で言うならば、自分の限界に対する挑戦です。
現在ある限界への挑戦。これからやってくるであろう限界を引き上げるための挑戦。
そしてその姿を将来の自分の子供に見せてやりたいという願いが強いです。

Androidアプリ開発だけしかやらないような感じには書いてしまいましたが
将来的には自分で考えたアイデアを、サーバーサイド、フロントサイド含めてちっさくでも形にしていきたいと思っているので、そこらサーバーサイドもできればJavaの拡張言語である関数型プログラミング言語のScala等でやってみたいと思っていて、現在は非常にさわりの部分だけですが勉強してます。
あとSwiftって言語にも非常に興味あって勉強はしているのでそのうちiOS開発もバリバリやってみたいですね。
あとここでは言えませんがアイデアも有望なのが3つ、そうでもないけどやってみたいのが3つあって、どの段階でどうやって何を生み出していくのか。そういうのを含めて、良い転職ができればと思っております。

最後に

他力本願だと思われるかもしれませんが、実際時間やその場で得られる情報には限界があって、限られた時間で濃密な経験をするには
自分がそれを成すために変わらざるを得ない環境に飛び込むのが一番であると思っています。
つまり環境が自分を作ると。
それを実践する意味でもしっかりとした転職をしたいと考えております。