pooh3's memo

Android周りを中心に。軽めに、いい加減さ50%程度で

僕の考える「Google検索終焉論」

今日はtechな記事はやめておきます。

ずっと前から現在のサイト検索サービスの有り様について疑問というか問題視しているので
それについてちょっとだけ語らせてもらいます。




なぜ今Google終焉論を語るのか
単純にWebの終焉なWIRED記事に触発されますた。(記事のリンクなどしりません)
Webの終焉などありえん。しかし今の有り様はネットに詳しくない人たちにはやさしくなく
ネットネイティブにも好ましい状態ではない。
その最たる元凶はGoogleの検索サービスで、特定の地域、インターネット通信できない地域以外の全世界で多用されています。


悪と語るにはいくつかポイントがあります。
1,Googleのワード検索が優秀すぎること
 これのせいで、多くの人がGoogle検索を使い、ネットの指向性がGoogle検索上位に並ぶようなものを目指した形のコンテンツが増えてしまっている事。完全に一定の基準の上で成り立ったサイトばかりで、その基準以上であれば何の面白みも、実用性もない記事が上位に出てきてしまい、検索だけに知識補完を依存してしまう人間が、ミニブログなどで根拠もない発信をして、そのくせ取り上げるトピックが秀逸なため、影響力が半端ないからめんどくさいことや、他人を不幸にしてしまう現象が最近多々見られてしまう様になった。語ればキリがなさそう。つまり炎上コンテンツという全く新しいめんどくさいものも増えてしまったのが好例か。


2,検索といえばワード検索
 ほしい情報を手に入れるには適切なキーワード検索が必要。検索が得意になればなるほど、ほしい情報が載っていそうなサイトに書いて有りそうな文言をピンポイントで狙って検索できるようになるので、検索能力が高ければ高いほど、高精度な検索結果がでてきて、大変ありがたい。
 しかし検索能力が低レベルな人たちにとっては、ほしい情報への道のりは険しいもの。「美味しいお好み焼きの焼き方」だけを検索してもそれが本当に美味しいのか、食べてみないとわからないし、星の数で高評化であることがわかっても、それが今自分の手元にあるもので同様にできるかというと、そうではない事のほうが多い。結果的に時短するつもりが検索に要する時間が増えてしまい、美味しい料理には欠かせない下準備への時間が減ってしまうことになる。一般ユーザーへにとってのワード検索の親和性の低さが問題になると考える。


3,知りたい情報しか調べられない
一番問題だと思っているのが、ワード検索型だとほしい情報には近づくのだけど、「その時は知りたくないけど、その事に付随して知っておけたらもっとよかったのに」という、Google検索の優れている「曖昧検索」よりももっとメタな情報の関連性に重要視をおいた、横断型の情報収集には向いていない。つまり知らないことは探せない。という問題がある。ある一定の情報に関する相関図のようなものが可視化されているべきなのだろうと思う。そしてこっちのほうが、ビジネスにも、情報収集にも重要だと思っている。


4,Google(Yahoo!&Bing)以外の選択肢が極端に薄い
これは僕だけの観点なのかもしれないけど、検索といえばGoogleYahoo!(or Bing)しか思いつかない。(百度は論外)
まだ他にあるのだろうけど。でもスマートフォンが流行ってしまっている現状では一般人の検索はほとんどがこれらに頼ることになるのだと思う。
これは非常に危篤な事で、人類にとってもあまり良くないことだと考える。つまり一定の基準のなかで評価されているページが検索結果で上位を固めていて、多様性を許容していない、実際問題としてネットにはほしい情報が存在していないという強い閉塞感をネットから得てしまう問題が隠れていてる。そのため一般ユーザには得難いオープンなネットという感覚の上での幅広い視野をもった情報収集による自由感が得られない。つまり検索が面倒だったり、億劫な印象がそのままインターネットに対する評価になってしまい、結局のところちょっとアンダーグラウンドなよくわからない世界に落ち着いてしまう。
これが何がいけないのか、人類にとって危篤なのかって言うと、ネットとリアルが結びつくのは便利になる。しかしネットが閉塞感を抱えてしまっていては、ネットとリアルが結びつくために必要になるコンテンツへお金を出す側への資金流入が一定以上加速しない。リミッターがある状態になってしまう。
つまり、ITエンジニアだったり、Webクリエーターだったりする人たちに流れるお金が少ないままで、一向に業界の人間の生活水準を押し上げるだけの給料向上にならない。


もっと言えば、俺達の給料が、他業界のそんながんばってないやつよりも少なくて、上がりにくいのはGoogleのせい。ということ。


ネットを介さない業界の方が、平均して給料高い人多いよね。
そう思わない?


(4は結構こじつけかな?)


結論
Google1強である現時点のサイト検索≒インターネットそのものの状態に非常に違和感を感じる。さっさとGoogle検索を潰す新しい検索基準がネットにまかり通る様になればいいのにという愚痴でした。




追記
5,無いということがわからない。
新しい誰も考えてもない記事を考えようとしても、思いつきがないと書けません。
思いついてGoogleで調べて、なかったら書く。なんてスタイルで書いている人が結構いると思うんですけど、結構これが難しいんですよね。
検索としてこれも次世代検索を考える上で無いというのは厳しいと思います。
ネットには偏った情報しかないという印象が一般ユーザから得られやすいのが現状だと思っています。
これも閉塞感を与えてしまう問題。ネットが万能でもなんでもないアンダーグラウンドなツールでしかないと考えられてしまう問題だと思います。

6,翻訳機能が日本語にとっては微妙
非常に日本と他国の言語を綺麗に翻訳するのは難しいと思うんですが、国内の記事だけだと情報が乏しいけど海外にはあるって言う時に、やっぱり翻訳機能が万全ではないのはイタイです。